先日、Redmine 3.2.2がリリースされました。
Bitnami でも「Bitnami Redmine Stack 3.2.2」が公開されていました。
Windows版で、気になるRubyのバージョンなどを確認したので紹介します。
構成ソフトウェアのバージョン比較
Redmine自体は、3.2.1も3.2.2もmaintenance releaseとのことですが、Bitnami Redmine Stackの構成は、3.2.0と3.2.2では色々と変更されていました。
3.2.1時点ですでに変更されていたかは不明ですが。。。
3.2.0の場合 | 3.2.1の場合 | |
---|---|---|
Redmine | 3.2.0 | 3.2.2 |
Apache | 2.4.17 | 2.4.20 |
ImageMagick | 6.7.5 | 6.9.2-0-Q8 |
MySQL | 5.5.45 | 5.6.30 |
Subversion | 1.8.13 | 1.8.13 |
Git | 2.6.1 | 2.7.4 |
Ruby | 2.0.0-p647 | 2.1.8-i386-mingw32 |
Rails | 4.2.4 | 4.2.5.1 |
rubyGems | 1.8.12 | 1.8.12 |
Rubyについて
まずRubyですが、「2.1.x」に変更されています。
これで、以前紹介した「Ruby2.0.0の保守終了」という大きな懸念の一つが解消しました。
ただこれまで同様32ビットです。以前、ぼくは、ユーザー数が増加してレスポンスが悪化した際、自力で64ビット版に移行することを検討したことがありますが、ハードルが高すぎて断念しました。
今はRedmineのThinの追加して対応しています。「Thinの追加方法」については、記事でも紹介していますので、ご参考にしていただければと思います。
MySQLについて
次にMySQLですが、こちらは「5.6.x」に変更されています。
MySQLは、5.5から5.6でInnoDB(RedmineもInnoDBです)の性能が大幅に向上しているので朗報ですね(^^)
ただ、インストール後にMySQLに接続してStatusコマンドで調べると、やはりというべきか32ビット版でした。(インストーラーが一つしかないので、当然といえば当然ですね。)
Bitnami Redmine Stackは、MySQLの64ビット版でも動作します。
サーバーのOSが64ビット(ほとんどの場合そうだと思いますが)であれば、一旦、このバージョンをインストールして、MySQLのみ64ビット版に移行する手もアリだと思います。