誰でも簡単に、独自のクラウド型タスク管理ツールを手に入れることができます。
パソコンのブラウザだけでなく、タブレットやスマホからも利用が可能です。
Jiraのクラウドサービスとモバイルアプリを活用すれば実現できます。
使用するクラウドサービス
クラウドサービスは「Jira Software (Cloud)」の無料プランで大丈夫です。
「Jira Work Management (旧Jira Core)」の無料プランでも構いません。
ただ、どちらの無料プランもクラウドストレージは2GBと少な目です。
そこで、ストレージの節約術についても、記事の後半で取り上げました。
プロジェクトの作成
お勧めテンプレート
プロジェクト作成のお勧めテンプレートは、次の2つです。
● 個人タスクプランナー
名前の通り、個人タスクのためのテンプレートです。
単純過ぎず、複雑過ぎず、丁度良い構成なので一番のお勧めです。
● タスクのトラッキング
ToDoリストのようにシンプルなテンプレートです。
ステータスは「やるべきこと」と「完了」の二つだけです。
何れのテンプレートも、Jira Software (Cloud) からも利用できます。
プロジェクトタイプの選択
プロジェクトタイプには、次の2種類があります。
画面の説明文を引用します。
実は、どちらを選択するかで、カスタマイズできる範囲や方法が違います。
また、後から変更することはできません。
ここは、フルカスタマイズ可能な企業管理対象を選ぶのがお勧めです。
理由は、システムによってロックされた画面の「Start Date」というフィールドが、チーム管理対象を選んだ場合、削除できない状態に陥ってしまうからです。
せっかく自分専用の環境を手に入れたのに、訳の分からないフィールドがいつも画面に表示されるのはイヤですよね。
企業管理対象を選べば、ちゃんと削除することができます。
Jiraモバイルアプリの活用
アプリの入手先
iPhone/iPad向けとAndroid向けが、無料で用意されています。
iPhone/iPad向けの場合、次のApp StoreへのURLから、アプリに関する詳細な情報を確認いただけます。実際にダウンロードする場合は、iPhone/iPadから接続してください。
Google PlayへのAndroid向けのURLは、次の通りです。
プロジェクト状況の把握
プロジェクトをタップすると表示されるボードで、状況を視覚的に捉えられます。
ボードには、ステータス別に課題のカードが表示されています。
カードは、指で運んでステータスを変えたり、タップで詳細を表示したりできます。
課題の詳細表示と編集
課題の詳細表示では、フィールドをタップして値を変更したり、右上のクリップからファイルを添付したりできます。
クラウドストレージの節約方法
無料プランのクラウドストレージは2GBしかありません。
漫然と課題にファイルを添付していたのでは、あっという間に足りなくなります。
そこで、One Driveによる節約方法を紹介します。
Microsoft 365 Personalには、1TB(1,000GB)の容量が付いています。
手順は簡単です。
ファイルは課題に添付せずに、One Driveに保存します。
課題には、One Driveからコピーした共有リンクを貼り付けます。
共有リンクは、知っていれば誰でも見ることができます。
意味のない文字列ですが、流出すればクリックのみで閲覧できます。
使用に際しては十分にご注意ください。
本来、共有リンクからはファイル名も判別できませんが、課題の説明欄に貼り付けた場合は、共有リンクの代りに、One Driveのアイコン付きでファイル名が表示されます。
最後に、共有リンクのコピー手順を簡単に紹介して終わりにします。
● パソコンの場合
- ファイルをOne Driveに保存します。
- ファイルの右クリックから「(One Driveアイコン) 共有」をクリックします。
- リンクコピーの「コピー」をクリックします。
- 地球儀アイコンをクリックすれば、共有の詳細を設定できます。
● iPhoneの場合
- 写真やファイルアプリで、ファイルを選択します。
- 共有メニューから、ファイルをOne Driveに保存します。
- One Driveアプリで、保存したファイルを見つけて選択します。
- One Driveアプリの共有メニューから、リンクのコピーをタップします。
おわりに
説明が長文になってしまいましたが、実際には30分もかからないと思います。
Jira Softwareに触れてみたい方は、是非チャレンジしてみてください。
また、この後の記事で、このツールのカスタマイズ方法を解説しています。
入力する項目などを使いやすく自分好みにアレンジできます。
また、クラウドストレージの節約方法には、添付ファイルのサイズ制限ももあります。
興味のある方は、次の記事が参考になると思います。
本来は、システム設定で「添付ファイルを許可」をオフ、あるいは、権限スキームで「添付ファイルの作成」を無効にすれば済みます。
ですが、無料プランではできない旨のメッセージと「今すぐ行う」のリンクが表示されます。これヤバいやつですよね(笑)
間違っても添付したくない場合は、上限を1バイトにしてしまいましょう。
※ 0バイトにはできません。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
では、また次の記事でお会いしましょう。