Wi-Fi接続機器のIPアドレスをルーター側で固定する方法

Wi-Fi上のPCやレコーダーなどを、ルーターで固定IPアドレスにする方法を紹介します。

ルーターが、機器のMACアドレスに紐付けてIPアドレスを管理します。
※機器側は、[IPアドレスを自動的に取得する]に設定しておく必要があります。

機器のIPアドレスが固定されるので、デバイスからのアクセスが簡単になるだけでなく、ルーター上で、IPアドレスを一元管理できるメリットもあります。

記事で使用したルーターは、BUFFALOのAir StationWXR-1750DHP2です。

目次

ルーターへのアクセス

BUFFALOのルーターには、ChromeなどのWebブラウザからアクセスします。
次のIPアドレスをURLに入力します。

192.168.11.1

ユーザー名/パスワードを入力して、ログインします。
※初期値 admin / password

無線LANルーターの管理メニューが表示されます。

固定IPアドレスを自動割り当てから除外

先ず最初に、デバイスに設定したい固定IPアドレスは、自動割り当てに使用されるIPアドレスから、除外しておかなければなりません。

無線LANルーターの管理メニューから[詳細設定]をクリックします。

左のサイドバーから、[LAN] > [LAN]をクリックします。
初期設定では、自動割り当てのIPアドレスは、[192.168.11.2]から64台分となっています。
※[192.168.11.1]は、すでにアクセス中の無線LANルーターに割り当てられています。

デバイスに設定したい固定IPアドレスを、設定でこの中から除外します。
今回は、余裕をみて[192.168.11.2]から、[192.168.11.10]を除外することにします。
IPアドレスの範囲を指定するには、ハイフンを使用します。
[除外IPアドレス]に、[192.168.11.2-192.168.11.10]と入力して[設定]をクリックします。

確認画面が表示されるので、[設定]をクリックします。

無線LANルーターが再起動します。再起動には、おおよそ画面に表示された秒数かかります。
アクセスランプなどで、再起動が完了したことを確認してください。
※画面の秒数は更新されません。

無線LANルーターの再起動が完了したら、再度、ログインします。
管理メニューから[デバイスコントロール]をクリックします。
どのデバイスにも、除外したIPアドレスが割り当たっていないことを確認してください。

除外したIPアドレスが割り当たっている場合は、デバイスを再起動(リセット)してください。
無線LANルータに再接続する際に、設定に沿った新たなIPアドレスが割り当てられます。

固定IPアドレスの設定

事前に、固定IPアドレスを割り当てたいデバイスについて、現在の状態を確認しておきます。

無線LANルーターの管理メニューから[デバイスコントロール]をクリックします。
固定IPアドレスを割り当てたいデバイスをクリックします。

[IPアドレス]と[MACアドレス]が表示されるので、メモ帳などに控えておきます。
MACアドレスは、LANカードなどのネットワーク機器に一意に割り当てられた物理アドレスです。
故意に変更しなければ、全世界でMACアドレスが重複することはありません。

管理メニューから[詳細設定]をクリックします。次に左のサイドバーから、 [LAN] > [DHCPリース]と、クリックします。

リース中(割り当て中)のIPアドレスの一覧が表示されます。
先ほどのIPアドレス、及びMACアドレスを手掛かりに、対象のデバイスを探します。

見つけたら、その行の[手動割当に変更]をクリックします。
この時点で、現在割り当て中のIPアドレスが、一旦、固定IPアドレスとして設定されます。

さらに、任意の固定IPアドレスに変更するため、[修正]をクリックします。

IPアドレスの欄に、設定したい固定IPアドレスを入力します。
入力が終わったら、[修正保存]をクリックします。

リース情報が修正されて、デバイスに、設定したかった固定IPアドレスが割り当てられました。

次回、無線LANルータへの接続から有効になります。
※元の情報もまだ残ったままです。
すぐに変更を反映するため、該当のデバイスを再起動(リセット)してください。

最後に、管理メニューの[デバイスコントロール]をクリックして、固定IPアドレスの割り当てがすべて正常に反映させていることを確認します。
確認が済んだら、右上のドアのアイコンをクリックして、ログアウトします。

以上、無線LANルーターの設定を変更して、ホームネットワーク上のパソコンやプリンター、NASなどの機器に、固定IPアドレスを割り当てる方法でした。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
では、また。

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