Bitnami Redmine Stackでは、WWWサービスにApacheがインストールされます。
そのため、Windows10にインストールする場合は、既定で有効になっているIISを無効にして、80番ポートを空けるか、別のポート番号を設定する必要があります。
この記事は、IISが有効な状態でBitnami Redmineのインストールを開始するところから、紹介しています。途中、インストーラーが80番ポートの競合を検出後に、IISを無効化しています。
この記事で使用しているインストーラーのバージョンは、3.2.0-0です。
バージョン3.4.1-0では、空いているポート番号を探して提案するよう改良されています。
なお、2020年1月時点のWindows10では、IISの無効化に際して再起動を要求されました。事前にIISを無効化しておくことをお勧めします。
インストーラーの起動
Bitnamiのサイトからインストーラーをダウンロードしたら、ダブルクリックで起動します。
実行確認のメッセージが表示され場合は[実行]をクリックしてください。
最初に、インストーラーで表示する言語を選択します。
「Japanese – 日本語」をプルダウンメニューから選択して[OK]ボタンをクリックします。
ウィルスチェックソフトが実行中の場合は警告(言語選択してもここは英文)が表示されます。
[はい]ボタンをクリックします。
セットアップウイザードが起動しますので[次へ]をクリックします。
インストールするコンポーネントを選択
すべてにチェックが入っている状態で[次へ]をクリックします。
インストール先のフォルダを選択
インストール先のフォルダを選択して[次へ]をクリックします。
下の画面では「C:\Bitnami\redmine」にインストールするよう入力しました。
指定したフォルダが無ければ、自動的に作成されます。
管理者アカウントの入力
Redmineの管理者のアカウント情報を入力して[次へ]ボタンをクリックします。
ここで入力する情報(ログイン名を含む)は後でも変更できます。ログイン名は英小文字で入力してください。また、パスワードは、Redmineと一緒にインストールされるMySQLの管理者アカウント(idはroot)でも使用されるのでご注意ください。
IISのWWWサービスを無効化
Apacheで使用するポート番号を入力します。既定は80番ポートです。
そのまま[次へ]ボタンをクリックしてみます。
警告が表示されました。
IISがWWWサービスで使用しているため、Apacheが80番ポートを使用できません。
IISのWWWサービスを無効にして、Apacheが80番ポートを使用できるようにします。
表示された画面右上の[プログラムと機能]をクリックします。
「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。
ダイアログのインターネット インフォメーション サービスの[World Wide Web サービス]のチェックを外して、[OK]をクリックします。
変更はすぐに適用されます。PCの再起動などは必要ありません。
Webサーバーのポート番号
もう一度、規定値の「80」のまま、[次へ]をクリックします。
データベースの言語を選択
Redmineが使用するデータベース(MySQL)の言語設定です。プルダウンメニューから「日本語」を選択して[次へ]ボタンをクリックします。
通知メールのSMTPサーバーを選択
Redmineが送信する通知メールのプロバイダーを選択します。インストール後に設定することができますので、ここでは、チェックを入れずにそのまま[次へ]をクリックします。
RedmineからgoogleのSMTPサーバーを利用するには、GMailの2段階認証プロセスを有効にする必要があります。詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
Bitnami Cloud Hosting について
広告が表示されます。興味がなければ、チェックを解除して[次へ]をクリックします。
インストールの開始
インストールの準備ができたメッセージが表示されます。
インストールを開始してよければ、[次へ]ボタンをクリックします。
インストールが開始されます。だいたい5分程度で終わります。途中で、ファイアーウォールの警告が出た場合はアクセスを許可してください。
Redmineの表示
インストールが終了すると、次のような画面になります。
「Redmine アプリケーション起動」にチェックを入れて[終了]ボタンをクリックします。
WEBブラウザにRedmineが表示されます。早速、「Access Redmine」をクリックしてRedmineにアクセスしてみましょう。
下のような画面が表示されればインストール成功です。お疲れさまでした。
インストールの終了にあわせて、次のような管理者ツールも起動します。スタートメニューからいつでも起動できますので、右上の「×」ボタンで終了しても大丈夫です。
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