Redmineのチケット一覧画面から、Power Queryを使用して、直接Excelに取り込む方法を紹介します。
Power Queryの基本操作については、前回の記事にありますので参考にしてください。
チケット一覧画面でフィールドを表示
先ずは、Redmineのチケット一覧画面を表示して、インポートしたいフィールドをすべて表示します。URLに反映するのが目的です。
URLだけが重要ですので、横スクロールバーが出て一部表示が隠れていても、全く問題ありません。
インポートするチケット数とページの調整
表示されている画面そのものではなくURLからインポートするので、チケット数やページを調整するには、URL上で指定する必要があります。
チケット一覧画面の左下にある件数やページを調整すると、URLに反映されます。
フィルター適用後に、表示チケット数の変更、ページの変更の順で操作すると、URL内に「page」(ページ)と「per_page」(1ページ当たりのチケット数)が表示されます。上手く表示されない場合、直接URLに追記しても同じ結果が得られます。
例えば、1ページ100チケット表示で2ページ目をインポートする場合は、「&page=2&per_page=100」と、URLの最後に追記してください。但し、表示チケット数の上限を超えた値は無効となります。
Power Queryによるインポート
Power Queryを起動して、インポートしたいチケット一覧画面のURLを入力します。
「Table 0」を選択して[読み込む]ボタンをクリックします。
Excelシート上に、Redmineチケットがインポートされました。
自動的に、Excelのテーブルに設定されてますね。
まとめ
Power Queryを使用すると、Redmineのチケット一覧画面から、直接Excelシートにチケットをインポートできることがわかりました。
Excel直なので、RedmineでCSVエクスポートしてからインポートするよりも、手間がかからず便利ですね。エクスポート数の制約も受けません。
コメント
コメント一覧 (4件)
突然のコメント失礼します。下記、ご存知でしたら教えてください。
Murataさんコメントのやり取りを参考に、URL末尾にAPIキーを記載して接続すると「WEBコンテンツへのアクセス」画面が表示され、匿名/Windows/基本/WebAPI/組織アカウントを選んで認証する状態となります。
ここで、「基本」を選択し、RedmineのID/パスワードを入力すると
「DataSource.Error
現在、Web.BrowserContentsでは匿名の資格情報のみサポートします」
というエラーでデータが開けません。
上記認証確認画面で、「匿名」を選んで進めると、エラーは出ませんが
データの中身は読み込めず、認証情報入力画面が取得されます。。。
解決方法はあるでしょうか。
突然のコメント失礼いたします。こちらの記事の内容について質問なのですが、Redmineへのログイン認証情報はどのように設定すればよいのでしょうか?
上記手順で実行すると、認証情報入力画面のみしか取得できず。。
ご教授お願いいたします。
説明が至らず申し訳ありません。
ログインが必要な場合は「key=APIアクセスキー」をパラメーターに追加してお試しいただけないでしょうか。
※管理 > 設定 >APIの「RESTによるWebサービスを有効にする」にチェックが必要です。
※APIアクセスキーは、ログインに使用したいユーザーの個人設定画面で確認できます。
※パラメーターは「?」で開始して、複数ある場合は「&」で繋ぐことができます。
<URLの例>
APIアクセスキーが「82ad1b11694ded9b0a48638db02e3d64e8e5bf99」の場合は次のようになります。
ローカルPCにインストールしたRedmineから100件単位の1ページ目を取得する場合、
http://127.0.0.1/redmine/projects/main-project/issues?page=1&per_page=100&key=82ad1b11694ded9b0a48638db02e3d64e8e5bf99
分かりやすい説明、ありがとうございます。
上記の方法で試したところ、取得することができました!