iPhoneから、Wi-Fiに繋がったRedmineにアクセスする方法を紹介します。
ミニPCなどでRedmineサーバーを構築して、室内のWi-Fi環境で利用するような場合を想定しています。
● ハードウェア
- バッファロー Wi-Fiルーター
- Windows PC
- iPhone SE
● ソフトウェア
- Redmine 4.1.1 (Bitnami Redmine for Windows)
- RedminePM
Redmineの設定
RESTによるWebサービスの有効化
iPhoneアプリは、RedmineにREST APIで処理をリクエストします。
そのため、デフォルトではオフになっているREST機能を有効にする必要があります。
パソコンのRedmineに、システム管理者アカウントでログインします。
管理 > 設定 とクリックして、APIタブを表示します。
[RESTによるWebサービスを有効にする]にチェックを入れて[保存]をクリックします。
Redmine側の準備は、これだけです。
ルーターの設定
PCのIPアドレスを固定
iPhoneアプリの設定に登録するURLは、次の構文になります。
http://192.168.xx.xx/redmine
192.168.xx.xxにはPCのIPアドレスが入ります。
通常、IPアドレスは、ルーターによってデバイスが接続した時に空き番号が振られます。
そのため、登録しても変わる可能性があり、URLには不向きです。
ルーターの設定で、PCのIPアドレスを固定しましょう。
ルーターは、MACアドレスと紐付けてIPアドレスを管理できます。
A1:B2:C3:45:67:DD (PCのMACアドレス) → 192.168.11.8
IPアドレスの固定方法は次の記事が参考になります。
※ バッファローのAir Stationを例に説明しています。
Redmineへのアクセス
クライアントの選択
iPhoneのクライアント・アプリには、次のどちらかがお勧めです。この記事ではRedminePMを使用しますが、どちらでも設定などに大きな違いはありません。
- RedminePM (課金で広告非表示)
- RedMineClient
アカウント作成
Wi-Fiに繋いだ状態で、インストールしたRedminePMを起動します。
Redmineサーバー、ログインID、パスワード、ラベルを入力して[保存]をタップします。
① Redmineサーバー
http に変更します。
サーバー名にはPCのIPアドレスを入力します。
※予めIPアドレスを固定にしておきます。
② ログインID、パスワード
Redmineのアカウントを入力します。
③ ラベル (任意)
サーバーとアカウントの組み合わせにラベルを付けることができます。
アクセス許可
アクセス許可のメッセージが表示されるので[OK]をタップします。
非同期で接続処理が走るため、許可前に接続エラーになる場合があるようですが、許可後にもう一度、保存をタップしてください。
使い方
接続したいアカウントをタップします。設定済みのRedmineにログインしてプロジェクトが表示されます。
プロジェクトをタップすると、登録されているチケットが表示されます。
さらに、表示されたチケットをタップすると、その内容が表示されます。
編集したい場合は、右上の[右上]をタップします。
データを最新にしたい場合は、[設定]の[最新マスタデータを同期]をタップします。
最後までご覧いただきありがとうございます。
では、また。
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