Amazon RDSのMriaDBに、クライアントPCからPython3のスクリプトで接続する方法を紹介します。
事前に、Amazon RDSの設定で、パブリックアクセスを許可しておきます。
次の記事に詳細が載っています。
接続するためのモジュールには、MySQL Connector/Pythonを使用しました。
メソッドの引数
mysql.connector.connect()メソッドの引数は次の通りです。
conn = mysql.connector.connect( host='<endpoint>', port='<port>', user='<masteruser>', password='<masterpassword>', database='<database>' )
host='<endpoint>’ | MariaDBのインスタンスのエンドポイント |
port='<port>’ | ポート番号(通常MySQLやMariaDBでは3306) |
user='<masteruser>’ | インスタンスのマスターユーザーID |
password='<masterpassword>’ | マスターユーザーのパスワード |
database='<database>’ | 接続したいデータベース名 |
エンドポイント:mariadb-instance.123456789012.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com
ポート番号:3306
マスターユーザーID:admin
マスターパスワード:mypassword
データベース:testdatabase
の場合、スクリプトは次のようになります。
●mysql_connector_python2.py
import mysql.connector # コネクションを作成します。 conn = mysql.connector.connect( host='mariadb-instance.123456789012.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com', port='3306', user='admin', password='mypassword', database='testdatabase' ) # コネクションの状態を出力します。 print(conn.is_connected()) # コネクションを閉じます。 conn.close()
スクリプトの実行
コマンドプロンプトからスクリプトを実行します。
Pythonへのパスは、Pythonのインストール時に追加されています。
なお、作成したスクリプトのファイル「mysql_connector_python2.py」は「C:¥Users¥owner」にあります。
> python mysql_connector_python2.py True
コネクションの状態「True」がプリントされ、このスクリプトでAmazon RDSのMariaDBに接続できることが確認できました。
引数に設定する値の確認方法
<endpoint>、<port>、<masteruser>、<database>の値は、Amazon RDSの管理画面からインスタンスの詳細を表示すると確認できます。
[接続とセキュリティ]タブ
[設定]タブ
パスワードを紛失した場合
マスターパスワードを紛失した場合は、Amazon RDSの管理画面からリセットできます。
インスタンスの詳細を表示して、右上の[変更]をクリックします。
表示された変更画面から、新しいマスターパスワードを設定できます。
最後までご覧いただきありがとうございます。
では、また。
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