RDSにあるデータベース、ちょっとした確認はどのようにしていますか?
コマンド操作は敷居が高いと感じてる方には、フリーソフトの「A5:SQL Mk-2」がおススメです。RDSにあるデータベースにも、簡単に直接接続できます。
当記事で使用しているRDSはMySQLです。
接続にMySQL Connector/ODBCは不要です。
RDS側の設定
パブリックアクセスの許可
「外部からの接続が許されているか?」は、マネジメントコンソールからDBインスタンスの情報を見れば分かります。
パブリックアクセシビリティが「あり」なら、外部から接続できます。
同じ画面のエンドポイントとポートは、あとでA5:SQL Mk-2の設定に必要なので、
コピペでメモ帳にでも残しておきましょう。
「いいえ」の場合は、画面右上の「変更」をクリックして「はい」にします。
ポート3306の開放
次に、インスタンスのセキュリティグループを表示して、ポート3306が開放されているか確認します。
インバウンドに「MySQL/Aurora」があれば、ポートは解放されています。
無ければ「編集」をクリックして追加します。
ソースには、接続に使用するPCのIPアドレスを設定します。
「マイIP」を選ぶと、今使用中のPCが自動的に設定されます。
A5:SQL Mk-2の設定
データベースの追加
設定にデータベースを追加します。
A5:SQL Mk-2のメニューから「データベース」>「データベースの追加と削除」をクリックすると、次のような画面が表示されます。
ここでは「追加」をクリックします。
「MySQL/MariaDB (直接接続)」をクリックします。
以下の通り、ホスト名、ユーザーID、パスワードを入力します。
ホスト名とポート番号は、さっきコピペしたDBインスタンスの情報です。
ホスト名 | DBインスタンスのエンドポイント |
ポート番号 | DBインスタンスのポート |
ユーザーID | 接続に使用するMySQLアカウントのID |
パスワード | 上記アカウントのパスワード |
接続の確認
接続できるか確認のため「テスト接続」をクリックしておきましょう。
テスト接続が成功したら「OK」をクリックします。
A5:SQL Mk-2上での任意の名前を入力して「OK」をクリックします。
追加されたことを確認したら「閉じる」をクリックします。
A5:SQL Mk-2による管理
データベースへの接続
では、実際に、A5:SQL Mk-2から接続してみます。
サイドバーから、先ほど追加したAmazon RDS上のMySQLをクリックします。
ユーザーIDとパスワードを入力します。
確認だけの目的なら、念のため「読み取り専用でログイン」をチェックしておきましょう。
Amazon RDS上のMySQLにログインしました。
管理者ツールを表示
サイドバーの「管理者ツール」をクリックすると、管理機能が表示されます。
「ユーザー」タブでは、アカウントの追加や権限の変更ができます。
おわりに
A5:SQL Mk-2は、Amazon RDS上のMySQLにも、簡単な設定で直接接続できます。
わずか数クリックで、アカウント設定の確認などもできて、とても便利です。
他にも、A5:SQL Mk-2には便利な機能がたくさんあるので、是非、お試しください。
なお、ツールを安全に使用するため、次の点には必ず注意しましょう。
- [サーバー側] ポートを開放する際、送信元には使用するPCのみを指定する。
- [サーバー側] 可能ならEC2のSSHサーバーを踏み台にアクセスする。
- [サーバー側] エンドポイント(ユーザー名とパスワードも)を公開しない。
- [PC側] 接続に使用するPCにはパスワードを設定して管理する。
- [PC側] ツールが悪用されないよう離席中はスクリーンをロックする。
- [PC側] ノートPCの場合は、盗難にも注意。
EC2のSSHサーバーを踏み台にアクセスする方法は次の記事が参考になります。
最後までご覧いただきありがとうございます。
では、また。
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