[AWS] EC2へのリモートデスクトップ手順 (2021年版)

EC2のWindowsサーバーにリモートデスクトップで接続する手順を、PCとiPhoneを例に説明します。

目次

はじめに

PCとiPhoneがWi-Fi上の同じルーターからEC2に接続していて、EC2側から見たときに、iPhoneも同じIPアドレスになっていることが前提条件です。

リモートデスクトップには、そのインスタンスの管理者アカウントを使用します。管理者のパスワードは、インスタンスを作成したときにダウンロードしたキーペアのファイル(mypc.pemなど)が無いと分からない仕組みになっています。

EC2側の準備

インバウンドルールの確認

まず最初に、EC2でRDPを許可しているか確認しておきます。
インスタンス作成時に、Windowsサーバーではデフォルトで許可になります。

マネジメントコンソールから、接続したいEC2インスタンスのインバウンドルールを表示して確認します。

タイプに「RDP」が登録されていて、そのソースに、接続に使用するPCからのIPアドレスが入っていればOKです。

RDPファイルの取得

AWSのマネジメントコンソールにログインして、EC2ダッシュボードのインスタンス一覧から、接続対象をクリックします。

画面右上の「接続」をクリックします。

「RDP クライアント」タブをクリックして、最初にリモートデスクトップファイルをダウンロードしておきます。このファイルには、予めPublic DNSとIDが設定されているので、後から設定する手間が省けます。

パスワードの取得

続けて「パスワードを取得」をクリックして、パスワードを取得します。

「Browse」をクリックして、インスタンスを作成したときにダウンロードしたキーペアのファイルを指定します。

「パスワードを復号化」をクリックします。

パスワードが表示されるので、クリップボード等にコピーしておきます。
※ 先頭のアイコンをクリックするとコピーできます。

PCからの接続

RDPファイルの起動

先ほどダウンロードしたRDPファイルを起動します。

確認画面が表示されるので、「~今後確認しない」にチェックを入れて「接続」をクリックします。

資格情報の入力

パスワードの入力を求められます。

先ほどコピーしておいたパスワードを、ペーストして「OK」をクリックします。
アカウントを記録すれば次回から接続が楽になります。

証明書に関する確認メッセージが表示されるので、「~今後確認しない」にチェックを入れて、「はい」をクリックします。

リモートデスクトップ接続が開始され、画面が表示されます。
なお、画面上部のタブの「×」をクリックすると切断して終了します。

iPhoneからの接続

App Storeから、マイクロソフトが提供するアプリをインストールします。

起動すると、Bluetooth、マイク、カメラへのアクセスが要求される旨のメッセージが表示されるので、「続行」をタップしてアクセスを許可します。

PCの追加

画面右上の「+」から、PCを追加できます。

PC名、ユーザーアカウント、全般の設定

PC名、ユーザーアカウント

PC名EC2インスタンスのパブリック IPv4 DNS
(例) ec2-12-345-67-890.ap-northeast-1.compute.amazonaws.com
ユーザー名インスタンスのシステム管理者のユーザー名
(例) Administrator
パスワードキーペアの復号化によって表示されたパスワード
フレンドリ名ユーザー名+パスワードの組み合わせの識別名 (愛称など)

全般

フレンドリ名接続する PC の覚えやすい名前
管理者モードリモート PC の管理者セッションへの接続
マウスボタンの切り替え左右のマウスジェスチャの入れ替え (左きき向け)

ゲートウェイ、デバイスとオーディオのリダイレクトの設定

ゲートウェイ

ゲートウェイゲートウェイの構成

デバイスとオーディオのリダイレクト

サウンド次の3択。
このデバイスで再生(規定値)、リモートPCで再生、再生しない
マイクマイクのリダイレクト (規定値オフ)
カメラカメラのリダイレクト (規定値オフ)
クリップボードクリップボードのリダイレクト (規定値オン)
ストレージローカル ストレージのリダイレクト (規定値オフ)

接続の開始

保存した設定をタップします。

リモートデスクトップの画面が表示されます。

接続の終了

画面中央のアイコンをタップします。

「×」または「すべてのPCを切断」をタップすると切断して終了します。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
では、また。

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