Google Colaboratoryのローカルランタイム環境構築と接続方法

興味本位でGoogle Colaboratory(Colab)を触ったところ、「Jupyter Notebook」が面白かったので、PCにColabのランタイム環境を構築してみることにしました。

公式のガイドに沿って作業しました。

EIICHI

今回はXAMPPで入れたPythonでpipを使用しました。
Anacondaは別記事でチャレンジしたいと思います。

目次

Jupyterのインストール

pipが使えるので、pipでインストールしました。
大量のメッセージを出力してインストールが完了します。

> pip install jupyterlab

次に、Jupyterの拡張機能「jupyter_http_over_ws」をインストールします。

pipが使えるので、pipでインストールしました。
これも大量のメッセージを出力してインストールが完了します。

> pip install jupyter_http_over_ws

インストールした拡張機能を有効(enable)にします。

> jupyter serverextension enable --py jupyter_http_over_ws

次のようなメッセージが表示されて有効になります。

Enabling: jupyter_http_over_ws
- Writing config: C:\Users\owner\.jupyter
    - Validating...
      jupyter_http_over_ws 0.0.7 ok

C:\Users\owner>

Jupyterのインストールについては、公式にも詳細なガイドがあります。

Notebookサーバーの起動

インストールと有効化が終わったので、起動してみます。

ColabからのWebSocket 接続を信頼する必要があるので、ここはガイド通り入力します。
^(チルダ)を入力すると行が継続されるので、長いコマンドを入力するときに便利です。

jupyter notebook ^
--NotebookApp.allow_origin='https://colab.research.google.com' ^
--port=8888 ^
--NotebookApp.port_retries=0

次のようなメッセージが表示されてサーバーが起動します。
この状態でサーバーが起動しているので、Colabから接続しているあいだはこのまま放置しておきます。

To access the notebook, open this file in a browser:
file:///C:/Users/owner/AppData/Roaming/jupyter/runtime/nbserver-5232-open.html
Or copy and paste one of these URLs:
http://localhost:8888/?token=63e4efec547b3d002402182498949169424a71975d13c4d0
or http://127.0.0.1:8888/?token=63e4efec547b3d002402182498949169424a71975d13c4d0

バックエンドURL(http://localhost:8888/?token=~)は、このあとColabに入力するのでコピーしておくと便利です。

サーバーと同時にWEBブラウザでも起動します。

ローカルランタイムへの接続

Google Colaboratoryからローカルランタイム環境に接続します。

Google Colaboratoryの画面右上の▼のメニューから「ローカルランタイムに接続」をクリックします。

さきほどのバックエンドURL(http://localhost:8888/?token=~)を入力します。
どちらでも良さそうですが、http://127.0.0.1:8888/?token=~では接続できません。
コピーしておいた場合はペーストできます。
入力したら、右下の[接続]をクリックします。

接続が成功すると、右上の表示が「接続済み (ローカル)」になります。

Notebookサーバーの終了

さきほどのコマンドプロンプト上で Ctrl + c キー を押します。
数秒経過したあとで次のように表示されて終了します。

[I 17:57:33.003 NotebookApp] Interrupted...
[I 17:57:33.006 NotebookApp] Shutting down 0 kernels

C:¥Users¥owner>

最後までご覧いただきありがとうございます。
では、また。

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