ODBC徹底活用!MySQL・MariaDB接続実例まとめ

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本記事は、ODBCを使ってMySQLやMariaDBと各種アプリケーション(Access、Excelなど)を接続するための実践記事をまとめた特集ページです。インストールや設定といった基本操作から、接続確認、実際の利用例までを幅広くカバーしています。ローカル環境、クラウド、仮想マシンなど、多様な接続環境にも対応しています。これからODBC接続に取り組む方のお役に立てれば幸いです。

目次

ODBCドライバーの現状

安定性と信頼性を重視する場合、MariaDB Connector/ODBCの使用を推奨します。特に、MS AccessやRStudioなどとの連携を考慮する場合、MariaDBのドライバがより適していると考えられます。※ChatGPT抜粋

MySQL Connector/ODBC の現状(2025年)

OracleはMySQL Connector/ODBCの開発を継続しており、2024年10月にはバージョン9.1.0がリリースされました。このバージョンでは、OpenID Connectのサポートなどの新機能が追加されています 。

しかし、安定性に関しては依然として課題が報告されています。例えば、Visual C++ Redistributable 2015–2022(バージョン14.36)との互換性問題により、odbcad32.exeがクラッシュする事例が報告されています 。また、RStudioやMS Accessとの連携時にクラッシュや接続エラーが発生するケースも確認されています 。

MariaDB Connector/ODBC の現状(2025年)

MariaDB Connector/ODBCは、引き続き高い安定性を維持しています。最新の安定版は2025年2月にリリースされたバージョン3.2.5で、MariaDB Connector/C v3.4.3をベースに構築されています。

このドライバはODBC 3.5に準拠しており、UnicodeとANSIの両モードをサポートしています。さらに、MariaDB Connector/ODBCはMySQL Connector/ODBCの代替としても使用可能であり、MySQLとの互換性も高いとされています。

インストール

以下の記事で紹介しているODBCドライバは、現時点の最新版ではありませんが、インストール手順や設定の基本構造に大きな違いはなく、現在でも十分参考にしていただける内容となっています。
最新バージョンをご利用の方も、インストールの流れを把握する際にご活用ください。

MariaDB Connector/ODBC

MySQL Connector/ODBC

リモート接続の許可

リモート接続の許可

ODBCドライバのインストールが完了したら、次にデータベースとの接続設定を行います。
この際に注意すべきポイントとして、接続先のデータベースがリモート接続を許可している必要があるという点があります。
特にMySQLやMariaDBなどのサーバー型データベースでは、初期設定では外部からの接続がブロックされていることが多く、ユーザー権限やファイアウォール設定の見直しが必要になることがあります。

パブリックアクセスの許可

さらに、接続先がAWS RDSやAzure Database、Cloud SQLなどのクラウド上にある場合は、「パブリックアクセス(外部接続)」の許可設定も必要になります。これを行わないと、ODBC経由での接続ができません。

SSHトンネルの使用

さらに、セキュリティを重視して直接の外部接続を許可していない環境では、SSHトンネル(ポートフォワーディング)を使ってODBC接続を行うケースもあります。
この場合は、ローカルPCからSSH接続を確立した上で、localhost経由でデータベースに接続する設定が必要になります。

Connector/ODBCの実例

MariaDB Connector/ODBC

仮想マシン上のMariaDBに、別PCからリモート接続できるようにする手順を紹介しています。SSHを使用していないためプライベートLAN向きとなりますが、MariaDB 側でのリモート接続許可、ポートの開放といった基本的な設定も含めて説明しています。

MySQL Connector/ODBC

MySQL Connector/ODBC を使って、Excel や Access などのアプリケーションから MySQL データベースに接続する手順を紹介しています。
接続設定の流れを追いやすくするため、各ステップに対応した画面例を交えて構成しており、実際の操作をイメージしながら読み進めることができます。

また、AWS EC2やAWS RDSなどクラウド上のデータベースに接続する際の設定方法についても触れており、接続先情報の確認や、パブリックアクセスの有無など、事前に確認すべきポイントもあわせて説明しています。
ローカル環境とクラウド環境の両方に対応した内容となっており、ODBCを使った接続の流れを整理したい方にも参考になります。

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