「MySQLのデータベースをダンプ出力する」作業を、実行ファイル(バッチとも言います)にしてみました。実行ファイルの使用方法では、実際に、Redmineのデータベースをダンプ出力しています。
実行ファイルの仕様
MySQLへのPATHを追加
最初に、どのディレクトリからでもコマンドが実行できるよう、環境変数のPATHの先頭に、MySQLへのパスを追加します。SET文で追加したパスは、バッチを実行しているあいだだけ有効です。
rem PATHの先頭にMySQLへのパスを追加します。
set PATH=C:¥bitnami¥redmine¥mysql¥bin;%PATH%
%PATH% | 現在の変数PATHを表します。 |
合わせて、カレントドライブ及びカレントディレクトリを、ダンプを出力するフォルダに切り替えます。
rem カレントドライブ及びディレクトリを切り替えます。 cd /d d:¥Users¥owner¥A1Style
MySQLのダンプ出力
次のコマンドでダンプ出力します。実行時にパスワードの入力を求められます。
rem データベースをダンプ出力します。 rem 実行時にパスワードの入力を求められます。 mysqldump --single-transaction -u root -p bitnami_redmine > redminedb.sql
mysqldump | データベースをダンプ出力します。 |
–single-transaction | 内部的にスナップショットを取って、整合性のとれた状態をダンプします。 |
-u root | ユーザー名。 |
bitnami_redmine | データベース名。 |
> redminedb.sql | 出力ファイル名。 |
以下が実行ファイルの全文です。
● redmine_mysqldump.bat
@echo off rem DOS窓への出力をオフにします。 rem PATHの先頭にMySQLへのパスを追加します。 set PATH=C:¥bitnami¥redmine¥mysql¥bin;%PATH% rem カレントドライブ及びディレクトリを切り替えます。 cd /d d:¥Users¥owner¥A1Style rem データベースをダンプ出力します。 rem 実行時にパスワードの入力を求められます。 mysqldump --single-transaction -u root -p bitnami_redmine > redminedb.sql echo. echo 何かキーを押すと終了します。 echo. pause > nul
実行ファイルの使用方法
ファイルの起動
「redmine_mysqldump.bat」をダブルクリックまたはEnterで起動します。
ダンプ出力の実行
パスワードを入力して、ダンプ出力を実行します。
終了するとメッセージが表示されます。
何かキーを押すとウインドウが閉じます。
出力結果の確認
フォルダにダンプファイルが作成されています。