Redmineから通知メールを送信するのに、自前のサーバーは必要ありません。
Googleアカウントで2段階認証プロセスを有効にして、アプリパスワードを取得すれば、GoogleのSMTPサーバーを使用できます。
2段階認証プロセスの有効化
スマートフォンが必要になるので、お手元にご用意ください。
Redmineで使用するGMailアカウントでログインして、画面右上のユーザーアイコンから[アカウント]をクリックします。
ログインとセキュリティの[Googleへのログイン]をクリックします。
[2段階認証プロセス]をクリックします。
[開始]ボタンをクリックします。パスワードの再入力を求められるので入力します。
コードを受信するスマートフォンの電話番号を入力します。日本の国番号「+81」に続いて入力します。「090~」で始まる場合、先頭のゼロは入力不要です。
コードの取得方法を選択して[試す]をクリックすると、スマートフォンにメッセージで確認コードが送信されます。
受信したメッセージに記載されている確認コードを、パソコンに表示されている「コードの入力」に入力して[次へ]をクリックします。
確認メッセージが表示されます。
[オンにする]をクリックすると、2段階認証プロセスが有効になります。
今使用している端末を「信頼できる端末」に登録して2段階認証を回避するには、2段階認証プロセスの画面で、「このパソコンでは次回から表示しない」にチェックを入れてログインします。
アプリパスワードの発行
次にRedmine用のアプリパスワードを発行します。
ログインとセキュリティの画面で[アプリパスワード]をクリックします。
[Windowsパソコン]の[その他(名前を入力)]を選択します。
名前(Redmineなど)を入力して[生成]をクリックします。
アプリ パスワードが生成されます。このパスワードはこの後の設定で使用します。
configuration.ymlの変更
(インストールディレクトリ)\apps\redmine\htdocs\configにある「configuration.yml」をテキストエディターで開きます。
「default:」の「email_deliverry:」を、次の内容に置き換えて保存します。
default: email_delivery: delivery_method: :smtp smtp_settings: enable_starttls_auto: true address: "smtp.gmail.com" port: 587 domain: "smtp.gmail.com" authentication: :plain user_name: メールアドレス@gmail.com password: 作成したアプリパスワード
Redmineの管理者ツールから[Restart All]を実行します。
テストメールの送信
Redmineに管理者アカウントでログインして、管理 > 設定 > メール通知を表示します。
設定内容を確認・保存後、右下にある[テストメールを送信]をクリックすると、ログイン中のアカウントにテストメールが送信されます。
次のようなメールが受信できれば、確認終了です。
お疲れさまでした。